幼稚園の先生は、成長期の子供たちと大きなかかわりがもてる、やりがいのある仕事ですよね。
では、幼稚園教諭2種免許を取った後に、どんなふうにステップアップできるのでしょうか?
幼稚園教諭二種免許から1種を取得する方法、上位免許状に上進させる方法を調べました。
幼稚園教諭免許の種類
幼稚園教諭免許は、幼稚園の先生になるための国家資格です。
この免許状には「二種免許状」「一種免許状」「専修免許状」があります。どの免許も10年間の効力を持っています。
「二種免許状」は、短大または文部科学大臣指定の専門学校の児童学科などで、62単位以上を修得し、学位を得た人が取得できる免許です。
「一種免許状」は、大学の児童学科などで、124単位を修得して学位を得た人に与えられます。
「専修免許状」は、大学院修士課程の学位を取得して、教科または教職科目の34単位以上の専門科目を取得した人が取得できる資格です。
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免許の種類によって仕事内容や給料は違う?
仕事内容
どの種類の免許を持っていたとしても、仕事内容には違いはありません。
給料
では、給料に違いはあるのでしょうか?
幼稚園によって違いがありますが、確かに給料には差があります。
もちろん、雇う側としては、上位資格を持っている人を雇う方が保護者からの信頼や園の将来性を考えた時にメリットになりますよね。
ですから、採用の段階で、二種よりは一種、一種よりは専修の方が有利なのは当然ですね。
将来性
また、持っている免許の種類によって将来が違ってきます。
幼稚園教諭二種免許を持っている人であれば、将来はクラス担任や主任どまりです。
一方、一種免許を持っていると、園長や経営者、講師や養成学校の教師を目指すことができます。
専修免許
さらに、専修免許状を持っていると、給料や待遇が良くなるだけでなく、公立幼稚園や認定こども園などへの就職が有利になります。
また、将来は人材育成にかかわることもできるでしょう。
幼稚園教諭二種から一種、一種から専修への取得方法は?
すでに持っている免許状からステップアップするにはどうしたらよいのでしょうか?
二種から一種に!
「二種免許状から一種免許状」へは、二種免許状を取得した後、5年以上幼稚園に務め、大学などで所定の45単位以上を修得した後で、検定に合格することが求められます。
勤務年数によって取得する単位数等がかわりますので、詳細は各都道府県にお問い合わせください。
参照:在職年数別修得単位一覧 わかりやすい一覧になっています。
もしくは、通信制大学3年生に編入して幼稚園教諭1種免許と卒業を目指す方法もあります。こちらの方法であれば幼稚園での勤務経験がなくても可能となります。
一種から専修
「一種免許状から専修免許状」へは、幼稚園で3年以上勤務して、大学院で必要とされる15単位を修得した後、検定に合格することが必要です。
通信制大学院でもOK。
ただ、幼稚園によって方針が違います。
若い先生を確保したいので二種免許の人を積極的に採用する園もあるので、どの資格が有利なのかは就職する園によって変わってきますよ。
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