幼稚園教諭は育児をしながらでも続けられるのか?
人間関係は?などの疑問にお答えします。
育児しながら幼稚園教諭として働ける?
育児をしながら幼稚園教諭を続けている人は、大勢います。幼児教育を行う仕事ですから、出産・育児経験がある先生は保護者からの信頼も厚く、歓迎されるなどのメリットがあります。
保育園の送り迎えや、帰宅後の育児と家事などで息をつく暇もありませんが、子育て中の先生に協力的な幼稚園が多く、育児期間中は副担任として働くなどの配慮を行ってくれます。
実際に自分が母親になると、保護者の気持ちが実感として理解できます。保護者の気持ちがわかるので、以前より行き届いた対応ができるようになるメリットもあります。
ただ幼稚園によっては、まだ育児中の女性への配慮が行き届いていない職場もあります。
情報を集めて、育児しながらでも働きやすい幼稚園を探しましょう。同時に正規職員ではなく、育児期間中は非常勤職員として働く方法も検討してみましょう。
職場の人間関係は?
幼稚園では園児、保護者、同僚との人間関係という自分に関わる関係性だけでなく、園児同士の人間関係や保護者同士の人間関係にも配慮しなければいけません。
同僚との人間関係は、職場によって異なりますが、陰湿ないじわるがはびこっている幼稚園もあります。職場見学をするなど、職場の雰囲気を自分の目でしっかりと確かめてから、就職先を決めましょう。
子どもとの関係でも、保護者との関係でも、子供同士、保護者同士の関係についても、すべてにおいて平等を一番に心がけることが大切です。子どもたちは先生のことをよく見ています。
また保護者同士で対立があった場合、間に入って仲裁をしなければならないケースもあります。このようなときはお互いの言い分をよく聞くと同時に、まず何よりも子どもを優先するという立場で対応すると、両者が納得しやすくなります。
ブラックな職場に就職したくないですよね。そんなとき幼児教育専門の転職エージェントを活用しましょう。求人票には掲載されていない人間関係の良し悪し等、気になる人間関係について就職前に教えてくれますよ。
保護者からクレームが出たら?
正当なクレームなら、誠実に対応するべきですが、なかには理不尽なクレームがくることもあります。少子化で親たちは子どもへの扱いについて過敏に反応する傾向が強くなっています。
このため日頃から保護者たちときめ細かなコミュニケーションを取って、信頼関係を築くよう心がけることが大切です。
そして、クレームが出た場合は、まず相手の話にしっかりと耳を傾けましょう。
クレームをネガティブに受け止めるのではなく、保育を見直すチャンスと前向きに受け取ることも大切です。もちろん自分だけで解決しようとするのではなく、先輩や上司に相談して園全体で適切に対応するよう心がけましょう。