保育士として働きながら、幼稚園教諭になるには?
どうしたらいいのでしょうか。
すでに保育士資格を持っている方でしたら、幼保特例制度を活用する方法が最短です。
最短半年で幼稚園教諭免許を取得することも可能です。ただし、幼保特例制度は期間限定!
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どちらの資格も持っていない方は、幼稚園教諭免許より保育士の資格のほうが取得が簡単なので、まずは保育士資格を目指しましょう。
まずは保育士の資格を取得し、保育士として働きながら幼稚園教諭を目指すという方法も検討してみましょう。
保育士と幼稚園教諭の違いは?
保育士は児童福祉法で定められた国家資格で、0歳~小学校就学前の児童の保育や、児童の保護者に対して保育について指導する職業につき、保育士と名乗ることができる人のことです。
一方、幼稚園教諭は学校教育法で定められた資格で、幼稚園の教員です。つまり学校の先生として働く人材です。
満3歳~小学校就学前の幼児に対して、適切な環境下で子どもたちの心身の発達を目的とした教育や保育を行います。
幼稚園内の安全を確保し、園児が健康に過ごせるよう配慮するのも仕事です。
つまり、保育士と幼稚園教諭の違いは、保育を行うか教育を行うかの違いです。
試験で保育士の資格を取得するには?
保育士資格を取得するためには、厚生労働大臣が指定する 教育機関又は、保育士を養成施設で学んだ後、保育士の国家試験に合格する必要があります。
学校教育法に基づいた大学、短期大学、専門学校を卒業した人なら、保育士とは関係のない学部の卒業生でも、保育士試験を受験できます。
また大学在学中であっても、2年以上在学しており62単位以上修得していれば受験することが可能です。
高卒の場合は、1991年3月31日以前の卒業であれば受験できますが、それ以降の卒業の場合は保育施設で2年以上の、実務経験がなければ受験できません。
また保育科の卒業の場合は、1996年3月31日以前の卒業であれば実務経験がなくても、受験できます。
学校を卒業と同時に保育士資格を取得
また保育士資格の国家試験を受けなくても、保育士を養成する大学や短大、専門学校で学び、卒業すれば保育士の資格が取得できます。
保育士にも通信制の学校があるので、自宅で勉強して通信制の学校を卒業すると保育士の資格が得られるので、働きながらでも比較的簡単に資格取得が実現します。
保育士から幼稚園教諭になる方法
保育士から幼稚園教諭の資格を得ることも可能です。
保育士として3年以上の実績を積み、大学で決められた単位を8単位以上取得すると、幼稚園教諭の資格が得られます。この場合も通信講座で、必要な単位を取得できます。(特例制度)
大学等で8単位だけ取得すればいいので、学費が少なくすむこと、保育園で働きながら勉強できるなどのメリットがあります。
ただし保育士から幼稚園教諭の資格が取得できるのは、2015年から2025年までの10年間だけの特例です。この方法を選ぶなら、迅速に行動する必要があります。
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