最近、よく耳にする「チャイルドマインダー」とはどのような職業なのでしょうか?
また、幼稚園教諭とはどこが違うのか、簡単にまとめてみました。
チャイルドマインダーとはどんな仕事?
チャイルドマインダーは、家庭的な保育サービスを行う専門家。いってみれば、少人数保育のスペシャリストです。
チャイルドマインダーの資格を習得すると、自宅などに保育ルームを開設したり、ベビーシッターのように依頼者の自宅で子供の世話をしたり、企業内託児所に就職したり…と、いろいろなスタイルで仕事ができるんです。
資格取得もそんなに難しくありません。養成講座を受講したら検定試験を受験して、合格すれば資格を取得できます。
検定試験は、養成講座をきちんと受けていれば合格できる内容になっているので、まじめに取り組めば大丈夫です。
最近では、幼稚園教諭や保育士が、スキルアップのために資格を取得したり、子育てのために仕事を辞めた保育士や幼稚園教諭が、自分のライフスタイルに合わせて開業するために資格を取得するといったケースが増えているようです。
幼稚園教諭とチャイルドマインダーの違いとは?
簡単にいうと、幼稚園教諭は国家資格、チャイルドマインダーは民間の認定資格という大きな違いがあります。
チャイルドマインダーの多く、企業に就職して会社内の託児所に勤務する以外は、ほとんどの場合個人事業主になります。
また、チャイルドマインダーの場合は、預かることができる児童の人数は、有資格者1人に対して1~4人と決められています。対象となる児童の年齢も違います。
幼稚園教諭は3歳から小学校入学前の子供を対象にしていますが、チャイルドマインダーの場合は、0歳から12歳までの子供を対象にすることができます。
ですから、長期間にわたって子供とかかわることもできるんですね。
「保育」と「教育」の違い
「幼稚園の先生は、子供と遊んでいるだけだから楽でいい」なんていう人もいますが、それはとんでもない間違い。
幼稚園教諭は、先生、と呼ばれる通り子供の教育に携わります。幼稚園は文部科学省の管轄なので、小学校や中学校と同じ「学校」という扱いになるのです。
だから、保育園や託児所と比べて教育をするということに目的が置かれているんですね。幼稚園では音楽やお絵かき、工作、運動の指導もしますし、保育の計画書となる指導案を作成してきちんと計画を立てています。
チャイルドマインダーは、子供を一時的に預かることが仕事なので、保育がメインとなります。
どちらも子供とかかわる仕事ですが、内容には違いがあるので、どちらの仕事が自分に合っているのか、まずは考えてみるといいですね。