公立幼稚園に務める先生は公務員になります。
まるで安定した職業の代名詞のような公務員。ボーナスや昇給もあるし、定年まで勤めることもできるので、人気の職業ですよね。
では、公立幼稚園に勤めるにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は公立幼稚園の採用試験についてまとめてみました。
公立幼稚園の採用試験の流れ
公立幼稚園の採用試験はそれぞれの市区町村で行われます。
一応、毎年行われることになっていますが、定年まで勤める人が多いので、退職する人数が少ない場合は試験がない年もあります。
採用試験の流れはこうです。
まず、4月に公立幼稚園の採用選考の案内がでます。
5月~6月に受験申し込みをして、8月に第一次選考の筆記試験を受けます。
第一次選考に合格しないと、次のレベルにすすめません。
第二次選考は実技試験や面接です。
これに受かると、採用候補者名簿に名前が登録され、この名簿を元にして求人のある幼稚園に配属されます。
11月に合格者が集まって教育委員会の面接を受けます。
ここまできても、あきがないと採用されません。欠員が出るまで採用が伸ばされることもあるんですよ。
試験内容は?
試験内容は、各市区町村によって違います。第一時選考では、一般教養試験と、教職・専門教養、作文などが行われます。
一般教養試験は、算数や英文など様々な分野の総合問題ですが、教職・専門教養では、教育論や指導方法などの専門的な分野から出題されます。
自治体の過去問題集を買って傾向をみておくといいですよ。
第二次選考では、ピアノを弾いて歌ったり、紙コップを使って工作を作ったり、子供たちが遊んでいるところをスケッチしたり、集団面接や集団ディスカッションをするところもあります。
採用試験の費用はだいたい8,000円くらいです。
公立幼稚園の採用の倍率は?
各自治体によって、募集人数は違うので倍率も、受験する自治体によって変わります。
ですが、募集人数は若干名とされていることが多いです。欠員が出ても毎年募集がかけられるという保証はありません。
でも、なかには20名くらい一気に採用する自治体もあるので、こればかりは運しだい、ということでしょうか。本当に狭き門ですね。
でも、公立幼稚園の幼稚園教諭になれれば、昇給やボーナスも見込めるし、共済保健やその他の補償も安定しています。
また、一般企業に比べると残業時間は比較的少ないですし、完全週休二日制のうえに土日にイベントが入った時は代休をとることができます。
さらに、春休みや夏休みなど長期休暇があるのも魅力です。